奉行にプラスワン
「支払管理業務」は経理の仕事!支払先を効率的に管理
 「最近は決済方法も様々で、取引先ごとの取引条件を整理するだけでも一苦労。」
そんな声が聞こえてくるほど、支払管理業務に対して煩雑さが増してきている状況にあります。担当者は毎月手元に送られてくる多くの請求書と格闘し、支払サイトや決済手段の確認といった事務手続きに追われる…。顧客ニーズが多様化し、取扱商品や取引先の増加などがもとで招く光景ですが、実はどの企業でも直面している問題ではないでしょうか?
支払管理業務で重要なことは、可能な限り早期に支払債務をとらえ、会社の資金を効率的に支払いに充てること、そして、期日や金額に間違いがなく、滞りなく支払業務を遂行することです。経営者の視点からは、回収債権の管理と同様、会社にとって重要な意味を持つ資金管理業務であり、会社の信用を担う仕事でもあります。支払管理業務において、経理業務のスリム化と正確化が実現できれば、資金運用について事前の意思決定も可能となり、事業運営が安定し、企業の信用度、活動力アップにつながります。
奉行シリーズで従来、支払管理機能は蔵奉行にて実現しておりました。財務データと密接に関連していることから、これら支払管理機能を勘定奉行と連携して実現して欲しいという声も多くありました。
この声にお応えするべく開発された製品が「支払管理オプションfor勘定奉行21」です。この「支払管理オプションfor勘定奉行21」では、勘定奉行上で支払情報と勘定科目を紐付けることにより、入力された仕訳データから支払管理資料を作成することが可能になります。また、支払債務の仕訳データの一覧から「今回支払データ」を選択すると、自動的に支払仕訳伝票を作成、登録します。別途支払仕訳伝票を入力しなくてもよいので、誤入力もなくなり、支払業務や月次決算などにかかる時間の短縮につながります。さらに、今回支払データをもとにしたFBデータ作成機能があり、OFFICEBANK等、オンラインバンキング経由で銀行にFBデータの送信ができ、ここでも手間を減らすことができます。
「支払管理オプションfor勘定奉行21」を利用することで、勘定奉行上で、財務データから支払管理データまでをまとめて管理でき、煩雑な支払管理業務を効率的に進めることが可能になります。また、支払管理業務がスムーズで正確に行えれば、社内業務の効率化が進むだけでなく、会社の財務的な意思決定も早期に可能となり得るでしょう。お客様の声により製品化された待望のシステムです。
支払管理オプションfor勘定奉行21
支払業務が、財務データと大きく関連しているので、勘定奉行と連動しているのは、担当者にとって分かりやすく、管理もしやすい。
二度手間がなくなるだけでもかなりの効果が期待できます。
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Text : 吹上 正洋(ふきあげ まさひろ)
会計業務ソフトの導入指導を通じて培った経理実務ノウハウに定評があり、業務ソフト解説書も多数出版。会計実務講座、パソコン財務会計主任者試験の指導も行う。企業管理部門のコンサルタントとしても活躍中。
●奉行EXPRESS 2006年夏号より