原因・理由
前月給与とは、賞与支給日の前月給与の課税対象額(総支給金額−非課税金額の合計額−社会保険料の合計額)です。
前月給与は、賞与処理が未処理の場合に、賞与支給日の前月給与の課税対象額が表示されますので、賞与処理を処理済にした後に前月の給与データを変更しても前月給与は変わりません。
※[導入処理] - [給与体系登録] - [勤怠支給控除項目登録]メニューの支給ページの
課税区分が正しく設定されていない場合も金額は正しく集計されません。
回答・対処方法
■賞与処理の支給日が未入力または間違っていないかご確認ください。
[給与賞与]-[賞与処理]メニューで、支給日に正しい日付を入力します。
■前月の給与処理が済んでいるかご確認ください。
通常の賞与に対する所得税は前月の給与データをもとに計算されます。
<賞与支給日が「7月10日」の場合の例>
賞与支給日の前月の給与(例でいうと処理月6月の給与)が未処理
だと、賞与処理の前月給与が0円となり、所得税が正しく計算されません。
給与が未処理の場合は処理済にします。すでに賞与が処理済の場合は、
賞与処理の再計算を行います。
※再計算の方法は画面下の《賞与処理の再計算方法》をご覧ください。
ただし、以下のような場合は、[賞与処理-条件設定]画面で[前月給与...]
ボタンをクリックし、「賞与支給日の前々月の給与データ」を選択します。
・賞与支給日:7月10日
・前月の給与:6月15日(賃金計算期間:5月1日〜5月31日、給与処理月5月)
上記のように、「賞与支給日の前々月の給与データ」を選択することで、
給与処理月5月の給与データ(賞与支給日から前々月)をもとに、賞与処理の
「前月給与」欄を表示できます。
すでに賞与が処理済の場合は、[前月給与...]ボタンをクリックして「賞与
支給日の前々月の給与データ」を選択のうえ、賞与処理の再計算を行います。
※再計算の方法は画面下の《賞与処理の再計算方法》をご覧ください。
《賞与処理の再計算方法》
※再計算する前に、[随時処理] - [バックアップ]メニューで、バックアップデータを
作成することをおすすめします。
○該当社員が少ない場合
[給与賞与]-[賞与処理]メニューで、該当の社員を表示して、
F9[再計算]キーを押します。[給与処理 - 再計算]画面で、
「上書きされた自動計算項目(金額が緑色)は再計算しない」にチェックをつけて、
[OK]ボタンをクリックして再計算します。
○該当社員が多い場合
[随時処理]-[処理状況初期化]-[処理済データ再計算]-[賞与データ再計算]メニューで、
処理する社員の範囲を指定し、
「上書きされた自動計算項目(金額が緑色)は再計算しない」にチェックをつけて、
[OK]ボタンをクリックして再計算します。
注意:「上書きされた自動計算項目(金額が緑色)は再計算しない」にチェックをつけずに
再計算を行うと、賞与処理画面で手入力した自動計算項目が入力前に戻ります。
お手数ですが、再計算が終わった後に、もう一度入力してください。
関連FAQ
・賞与の所得税の計算方法(前月中に給与の支払がなく課税区分が甲欄の場合)(奉行Jシリーズ)
・賞与処理で、「賞与試算」と「前月給与」は賞与明細書に印字されますか?(奉行Jシリーズ)
・賞与試算・前月給与に関するよくあるお問い合わせ(奉行Jシリーズ)
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