有給休暇の付与方法は、[導入処理]-[運用設定]-[有休付与日数表登録]メニューの
「基本」ページから変更できます。
「基準日方式」に変更すると、社員の入社年月日に関わらず、「基本」ページで設定した
「付与月」に給与処理月を進めた時点で、有給休暇が付与されます。
入社6か月後に有給休暇を付与する場合は、「付与日数表」ページで設定します。
【注意】
すでに「採用日方式」で有給休暇の付与をしている社員の付与方法を変更すると、
「採用日方式」で付与した分の有休残が、付与から2年経過する前に消滅します。
具体的な例を、以下の設定例を用いて説明します。
<採用日方式の前提】>
・有休残の繰越「する(2年)」
・有休消化順序:繰越分から消化
・有休の初回付与:入社6か月後に10日付与
<基準日方式の前提>
・有休残の繰越「する(2年)」
・有休消化順序:繰越分から消化
・基準日前の付与:入社6か月後に10日付与
2019年4月に入社した社員は「採用日方式」で有休を管理しています。
入社6ヶ月後の2019年10月(以下【A】)に有休が付与され、付与された有休の
消滅予定月は2年後の2021年10月です。
入社1年6ヶ月後の2020年の10月(以下【B】)にも有休が付与され、
付与された有休の消滅予定月は2年後の2022年10月です。
【B】の有休が付与された後に、有給休暇の付与方法を「基準日方式」に
変更をした場合、以下の図のように「採用日方式」で付与した【A】と【B】の
有休残が、付与から2年経過する前である「2021年4月」・「2022年4月」に
消滅します。
「採用日方式」で付与された分の有休残を付与から2年経過時点で消滅させるには、
有休残を手修正で管理する必要があります。
詳しい処理方法については、弊社サポートセンターまでお問い合わせください。