打刻がされていないときの、みなし時刻の活用方法は2通りあります。
また「直行直帰や出張の日に打刻はしないが、出勤時間などは自動で集計されるように
設定したい。」というケースのお客様は以下の
【打刻ができない勤務(直行・出張など)の場合】を参考にしてください。
【打刻ができない勤務(直行・出張など)の場合】
例)
直行・直帰・出張・直行直帰などの打刻ができない勤務の場合、
打刻がなくても、「出勤時刻は9時、退出時刻は18時」とみなし、
出勤時間(残業時間などの勤務時間)を集計したい。
【設定手順】
1.[導入処理]-[勤務体系登録]-[勤務体系登録]メニューでみなし時刻を使用する
勤務体系を選択し、[その他時間等]ページを開く。
2.以下のように必要項目を設定し、F12[登録]キーを押す。
・「みなし時刻」→「1:打刻がない事由の場合にみなす時刻として使用する」
・「みなし出勤時刻」→「使用する」、「1日 9:00」、「半日 13:00」
・「みなし退出時刻」→「使用する」、「1日 18:00」、「半日 12:00」
※「半日」の利用用途については【補足】を参照してください。
【結果】
上記設定をおこなうと、以下のように打刻がない状態でも
出勤時間(残業時間)を集計することができます。
ただし、[タイムカード入力]メニューや管理資料にみなし時刻として
利用されている時刻の表示はされません。
【基本的に打刻しない勤務(営業職や工事現場など)の場合】
例)
営業職や工事現場の勤務で、打刻しないのが常のためタイムカード入力画面に
「出勤時刻は9時、退出時刻は18時」を初期表示させたい。
【設定手順】
1.[導入処理]-[勤務体系登録]-[勤務体系登録]メニューでみなし時刻を使用する
勤務体系を選択し、[その他時間等]ページを開く。
2.以下のように必要項目を設定し、F12[登録]キーを押す。
・「みなし時刻」→「2:初期表示する時刻として使用する」
・「みなし出勤時刻」→「使用する」、「1日 9:00」、「半日 13:00」
・「みなし退出時刻」→「使用する」、「1日 18:00」、「半日 12:00」
【結果】
上記設定をおこなうと、以下のように事由などが設定されていない、かつ
打刻をしていない状態でも初期表示で「出勤時刻は9時、退出時刻は18時」が
タイムカード入力画面で確認できます。
また、タイムカード入力画面でF12[登録]をすることで、管理資料にも反映されます。
※当設定を使うことで、有休などのイベントがあった日だけ
事由などを入力すれば良くなり、入力の手間を軽減することができます。
↓[タイムカード入力]メニューの画面↓
↓[就業週報]メニューの画面↓
【補足】
半日に設定した時刻の利用用途ですが、以下のような場合に利用されます。
・「午前半休を使った後、そのまま直行する」
→「みなし出勤時刻」の「半日 13:00」が午前半休を取得した場合の
出勤時刻として扱われ、出勤時間が「13:00~18:00」の5時間で計上される。
・「出勤後、外出して会社に戻らず午後半休を取る」
→「みなし退出時刻」の「半日 12:00」が午後半休を取得した場合の
退出時刻として扱われ、出勤時間が「9:00~12:00」の3時間で計上される。