<事前準備>
1.残業時間を入力する勤怠項目を用意する
[勤怠支給控除項目登録]メニューで、項目を用意します。
2.用意した勤怠項目に残業手当計算時の割増率を設定する
[給与体系登録]メニューで、割増率(150%または25%)を設定します。
上記の設定方法について、「奉行ワンポイント講座 Vol.104」で紹介しています。
「1.月60時間を超える時間外労働の割増賃金引き上げ対応」(2,3ページ)をご確認ください。
対応後は、<設定後>の内容をご確認ください。
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【参考】『就業奉行』と『給与奉行』を連携してご利用の場合は、以下の内容もあわせてご確認ください。
『就業奉行』との連携
『就業奉行』とデータを直接連携するための設定は、『給与奉行』の[勤怠データ直接受入設定]メニューで行います。
連携するための設定方法(項目同士の関連付け)について、「奉行ワンポイント講座 Vol.94」で紹介しています。
「2.就業奉行の勤怠データを給与奉行に転送する方法のご紹介」の4ページをご確認ください。
『就業奉行』での残業時間集計
『就業奉行』での時間集計に関する設定については、以下のFAQをご確認ください。
【FAQ】月60時間を超える時間外労働時間の集計
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<設定後>
1.割増率を設定した勤怠項目に残業時間を入力する
[給与処理]メニューで、60時間を超えた残業時間数を入力します。
残業手当が正しく計算されているかをご確認ください。
2.管理資料で計算結果を確認する
[勤怠支給控除一覧表]メニューや[区分別一覧表]メニューで、給与計算結果を一覧で確認します。
条件設定画面の[集計項目設定]ページで、新しく追加した項目を「選択済項目」に移動して集計してください。
※ Q&A ※
Q1.残業時間を入力しても、残業手当の金額が正しく計算できません。
どの設定を確認すればよいですか?
A1.以下の設定をご確認ください。
・「単価」に関する設定
・「割増率」に関する設定
・「端数処理」に関する設定
・「計算式」に関する設定(独自の計算式で残業手当を計算している場合)
「単価」「割増率」「端数処理」の確認方法については、「奉行ワンポイント講座 Vol.73」で紹介しています。
「2.残業手当の計算手順や設定方法のご紹介」(4~6ページ)をご確認ください。(*1)
Q2.作成した60時間超残業の時間項目に、普通残業時間から時間数を振り分けるよう設定できますか?
(普通残業に70時間と入力したら、60時間超残業に10時間と振り分けるようにしたい)
A2.設定できます。
『給与奉行』の[計算式登録]メニュー(*2)の[勤怠]ページで、新しく作成した時間項目に対して
「《普通残業時間》- 60 」と計算式を設定します。
※普通残業に70時間と入力すると、普通残業:70時間/60時間超残業:10時間として
残業手当が計算されます。
Q3.『就業奉行』以外の勤怠管理システムから残業時間数を受け入れるときの受入記号は、
なにを設定すればよいですか?(OBC受入形式でデータ受入している場合)
A3.今回新しく作成した勤怠項目に設定すべき受入記号を設定してください。
受入記号は「汎用データ受入形式一覧表」(*3)で確認できます。
*1 対象製品を「奉行V ERP8/V ERP」として紹介していますが、「奉行V ERP11/V ERP10」でも
メニューや操作は同様です。
*2 [導入処理]-[給与体系登録]-[計算式登録]メニュー
*3『給与奉行』の[ヘルプ]メニューで[操作説明]-[キーワードから探す]をクリックし、
キーワード欄に「汎用データ受入形式一覧表」と入力して検索します。
操作説明の記事から、一覧表(Excelファイル)をダウンロードできます。