製品に関するFAQ詳細
Q. 消費税申告書と合計残高試算表等の金額が一致しない。
A.
原因・理由
消費税申告書上の「課税標準額・消費税額」が合計残高試算表等の「税抜」の「純売上高・仮受消費税」の金額と一致しないのは、各々の集計方法が異なるためです。
回答・対処方法
<合計残高試算表における純売上高の算出方法>
「税抜」の純売上高は、総勘定科目の計科目が「純売上高」に属するものの金額を加算して算出します。

<消費税申告書における課税標準額の算出方法>
課税標準額は、総勘定科目の計科目が「純売上高」に属するものの金額ではなく、税区分7(一般売上)・同11(新車売上)で入力されている仕訳明細の金額の合計額を対象として算出します。
各税区分の課税標準額は、[消費税管理資料]-[税区分別明細表]メニューで確認することができます。
詳細については、下方の[関連FAQ]をご確認ください。
また、課税標準額は、[導入処理]-[消費税基本登録]メニューの「消費税積上計算」の設定により、その算出方法が異なります。
◆「消費税積上計算」が「しない」の場合
課税標準額は次の1~3の合計金額になります。
1.課税標準額 新税率分(4.0%)= 税区分7(新税率分)× 100/105(千円未満切捨)
2.課税標準額 旧税率分(3.0%)= (税区分7(旧税率分)+ 税区分27)× 100/103(千円未満切捨)
3.課税標準額 旧税率分(4.5%)= 税区分11 × 100/104.5 (千円未満切捨)
◆「消費税積上計算」が「する」の場合
課税標準額は次の1~3の合計金額になります。
1. 課税標準額 新税率分(4.0%)= 税区分7(新税率分)の税抜金額 (千円未満切捨)
2. 課税標準額 旧税率分(3.0%)= 税区分7(旧税率分)の税抜金額+ 税区分27の税抜金額(千円未満切捨)
3. 課税標準額 旧税率分(4.5%)= 税区分11の税抜金額 (千円未満切捨)

<合計残高試算表における仮受消費税の算出方法>
仮受消費税は、経理処理を「税抜自動」「税込自動」に設定している収益科目の自動計算された消費税額、および、「2125(325):仮受消費税」を用いて入力した金額を貸方・借方それぞれに表示しています。

<消費税申告書における消費税額の算出方法>
消費税額は、[導入処理]-[消費税基本登録]メニューの「消費税積上計算」の設定により、その算出方法が異なります。
◆「消費税積上計算」が「しない」の場合
消費税額は次の1~3の合計金額になります。
1.消費税額 新税率分(4.0%)= 課税標準額 新税率分(4.0%)× 4.0%
2.消費税額 旧税率分(3.0%)= 課税標準額 旧税率分(3.0%)× 3.0%
3.消費税額 旧税率分(4.5%)= 課税標準額 旧税率分(4.5%)× 4.5%
◆「消費税積上計算」が「する」の場合
消費税額は次の1~3の合計金額になります。
1.消費税額 新税率分(4.0%)= 税区分7(新税率分)の仮受消費税
2.消費税額 旧税率分(3.0%)= 税区分7(旧税率分)の仮受消費税 + 税区分27の仮受消費税
3.消費税額 旧税率分(4.5%)= 税区分11の仮受消費税
また、[消費税管理資料]-[消費税申告書]メニューの「参考」画面に表示される「仮受・仮払消費税勘定残高」は、上記算出方法に基づいた金額ではなく、[日常処理]-[合計残高試算表]メニュー等の仮受消費税・仮払消費税勘定の決算残高(税抜ベース)です。
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