製品に関するFAQ詳細
Q. 総勘定科目の削除、及び使用区分の設定を変更することができない。
A.
原因・理由
以下の条件に当てはまる場合は、総勘定科目の削除及び使用区分の変更ができません。
(1)仕訳伝票で使用されている場合
(2)当期に発生金額が存在する場合
(3)未転記仕訳伝票が存在する場合
(4)他の科目の要約科目として設定されている場合
(5)棚卸科目として設定されている場合
(6)売上対応科目として設定されている場合
(7)システムで使用している特別な科目の場合
(8)削除伝票として履歴が存在する場合
以下の条件に当てはまる場合は、総勘定科目の削除ができません。
(9)その科目が、その属する計科目において、最後の科目である場合
以下の条件に当てはまる場合は、総勘定科目の使用区分の変更ができません。
(10)該当科目が自動仕訳登録で使用されている場合
回答・対処方法
◆原因(1)の場合
その科目を使用しているすべての仕訳を削除してください。
◆原因(2)の場合
期中導入で、[導入処理]-[科目残高登録]メニューまたは[導入処理]-[プロジェクト残高登録]-[プロジェクト別開始残高登録]メニューで入力開始月以前の月に発生金額が登録済の場合、発生金額を削除してください。
◆原因(3)の場合
未転記仕訳を削除するか、仕訳一括転記処理を実行してください。
◆原因(4)の場合
合計残高試算表・決算報告書の要約設定において、要約設定を解除してください。
◆原因(5)の場合
総勘定科目登録において、[棚卸]([F6]キー)ボタンをクリックし、[棚卸科目設定]で、その科目の設定を解除します。
【参考】
初期設定されている棚卸科目
 <コード3桁の場合>  <コード4桁の場合>
 611 期首商品棚卸高       5111 期首商品棚卸高
 631 期末商品棚卸高       5311 期末商品棚卸高
 701 期首仕掛品棚卸高  5611 期首仕掛品棚卸高
 702 期末仕掛品棚卸高  5614 期末仕掛品棚卸高
◆原因(6)の場合
総勘定科目登録において、[売上]([F3]キー)ボタンをクリックし、[売上科目設定]で、その科目の設定を解除します。
◆原因(7)の場合
システムで利用している科目の削除及び使用区分の変更は、一切できません。
【参考】
システムで利用する特別な科目
 <コード3桁の場合>  <コード4桁の場合>
 217 仮払消費税    1417 仮払消費税
 325 仮受消費税    2125 仮受消費税
 411 資本金        3111 資本金
 441 前期繰越利益   3321 前期繰越利益
以下の総勘定科目については、システム上特別な計算科目として固定されていますので、他の性質の科目として使用できません。
・「仮払消費税」 →消費税計算科目として使用されます。
・「仮受消費税」 →消費税計算科目として使用されます。
・「前期繰越利益」→翌年度更新処理後、前期の当期未処分利益の金額がこの科目に
 繰り越されます。
◆原因(8)の場合
履歴管理をしている場合は、一度仕訳で総勘定科目を使用すると、伝票を削除した後でも削除伝票として履歴が存在するため変更ができません。
今期中に変更する必要がないのであれば、翌年度更新処理後の会社データで変更することが可能です。
また、今期中の会社データで変更するには、[機能]-[会社データ初期化] メニューで、画面上のチェックボックスにチェックを付けずに、会社情報の初期化を実行することにより、変更することが可能です。
【注意!】
会社データ初期化を実行することにより、仕訳伝票データと履歴データがすべて初期化されます。
電子データ保存を選択している場合には、この対処方法は行わないでください。
◆原因(9)の場合
その科目が、その属する計科目において、最後の科目である場合、削除できません。各計科目につき、最低1つは総勘定科目が登録されている必要があります。
◆原因(10)の場合
[導入処理]-[自動仕訳登録]メニューにおいて、その科目を使用している自動仕訳を削除します。
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