質問・現象
繰越残高調整を行うと、チェックリストの印刷画面が表示される場合があります。これは何ですか?また、対処方法はありますか?
回答・対処方法
繰越残高調整を行うことができない科目がある場合、チェックリストの印刷画面が表示され
ます。原因と対処方法を記載いたしますので、印刷したチェックリストをもとにそれぞれの
処理を行ってください。
【翌期で、以下の処理を行った場合】
●科目名の変更
・変更後の科目が、変更前の科目と違う役割の場合
繰越処理実行後、翌期の会社データを選択し、チェックリストの情報をもとに、開始残高の
金額を[科目残高登録]メニューで、適切な科目に振り替えてください。
※残高を手入力した場合は、[科目残高登録]-[全社総勘定科目残高登録]メニュー、[部門
別総勘定科目残高登録]メニューの画面最下行の「前期繰越」欄について、貸借差額が
0になるように繰越利益剰余金での調整も忘れずに行ってください。
※Bシステム以上の場合は、[分析処理]-[過去データ入力]メニューで、過去残高の入力も
忘れずに行ってください。
・変更後の科目が、変更前の科目と同じ役割の場合
[条件設定]画面で、「科目名が不一致でも調整する」にチェックをつけてから[OK]ボタンを
クリックしてください。
●コードの変更
・変更前のコードに、科目が存在する場合
繰越残高調整の金額を、[科目残高登録]メニューで、コード変更した科目に入力して
ください。
※残高を手入力した場合は、[科目残高登録]-[全社総勘定科目残高登録]メニュー、
[部門別総勘定科目残高登録]メニューの画面最下行の「前期繰越」欄について、
貸借差額が0になるように繰越利益剰余金での調整も忘れずに行ってください。
※Bシステム以上の場合は、[分析処理]-[過去データ入力]メニューで、過去残高の
入力も忘れずに行ってください。
・変更前のコードに、科目が存在しない場合
翌期で、変更したコードを前期と一致させてから、再度繰越残高調整を行ってください。
その後、翌期のコードを本来のコードに戻してください。
●計科目の変更
翌期で、変更した科目の[計科目]を前期と一致させてから、再度繰越残高調整を行って
ください。その後、翌期の[計科目]を本来の[計科目]に戻してください。
●貸借区分の変更
翌期の[科目残高登録]メニューで、[貸借区分の変更]を行った科目の残高を入力します。
なお、貸借区分が入れ替わっているため、残高の符号を逆にして入力してください。
※残高を手入力した場合は、[科目残高登録]-[全社総勘定科目残高登録]メニュー、[部門
別総勘定科目残高登録]メニューの画面最下行の「前期繰越」欄について、貸借差額が
0になるように繰越利益剰余金での調整も忘れずに行ってください。
※Bシステム以上の場合は、[分析処理]-[過去データ入力]メニューで、過去残高の入力も
忘れずに行ってください。
●科目の削除
繰越処理実行後、翌期の会社データを選択し、チェックリストの情報をもとに、開始残高の
金額を[科目残高登録]メニューで、適切な科目に振り替えてください。
※Bシステム以上の場合は、[分析処理]-[過去データ入力]メニューで、過去残高の入力も
忘れずに行ってください。
【翌年度更新処理後に前期で科目を追加したために、前期と翌期において科目体系が異なる場合】
前期で追加した「総勘定科目」「部門」「補助科目」を、翌期で追加してから、再度、繰越残高
調整を行ってください。
関連FAQ
・前年度で仕訳伝票を追加/修正した場合に、新年度の期首残高を修正する方法(奉行21シリーズ)