税理士法人古田土会計の最大の特徴は、「日本中の中小企業を元気にする」、「中小企業で働いている社員とその家族を幸せにする」というビジョンを掲げていることです。簡単に言えば、中小企業がより利益を出せるようにして、さらに会社にお金が残るように財務体質を改善することによって、この方針の実現を目指しています。儲かれば会社は元気になり、給料・賞与が増えることで、社員やその家族も幸せになるからです。
儲けを出すための重要なツールとなるのが、「月次決算書」と「経営計画書」です。現在、厳しい経営が続いている中小企業もあるかと思いますが、毎月会社の儲け、さらには財務状況をタイムリーに把握することが改善のための第一歩となります。
つまり、勘定奉行などの会計ソフトを導入して自計化を図り、計上された会計上の数字を基に月次決算書を作成し、会社の現状を知って初めて、有効な改善策を打つことができます。しかし、月次決算書を導入している企業はまだ少ないのが実情です。
当所では、独自に「古田圡式月次決算書」を自社商品として開発し、顧客への導入を進めています。導入している顧客に対しては毎月訪問し、社長と幹部の方々に月毎の決算内容をご説明しています。
基本的には財務三票(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)から成るものですが、主な特徴が2つあります。1つが、各ページの各項目に番号を割り振り、説明する順番を明確にしていることです。ある程度の会計知識があれば誰でも容易に説明できますので、会計の知識やスキルが浅い若手社員でも、顧客先で十分に対応できるのです。
もう1つが項目によって数字を空欄にしたり、経営を考えるうえで大切な数字は色を変えたりするなどの工夫をしている点です。空欄はその場で顧客と共に確認しながら埋めていきます。決算書を一緒に作り、数字への理解度を高めることが狙いです。数字の色を変えているのもその重要性を認識し議論を深めるためです。
こうして顧客と当所の社員が数字を共有し、話し合いながら利益が出るような、あるいはお金を残せるような改善策を考えていきます。ただし、月次決算書で数字を分析するだけでは不十分です。「仏作って魂入れず」という諺がありますが、会計でいう「仏」である月次決算書に対し、「魂」となる方針、すなわち、「経営計画書」がなければ、何のための数字なのかが不明確になります。ですから、当所では月次決算書と経営計画書のセットでの導入を進めています。どのように書けばいいかわからない経営者の方には、当所の経営計画書をサンプルとして無料でお渡しし、書き方の指導やアドバイスをしています。実際に顧問先1800社中300社が経営計画書を作成しています。
毎朝元気よく大きな声で
出社したら、所定の位置に立ち、大きな声で全社員に向かって挨拶をします。続けて、入口に席を構える代表社員の古田圡氏に握手をして挨拶。古田圡氏は挨拶の仕方をチェックします。さらに各席を回って、社員一人ひとりと握手をして挨拶を交わします。これが全社員の毎朝の日課となっています。また、来客があれば手を止めてその場に立ち、挨拶。毎日の訓練により、顧問先でも自然と元気よく挨拶ができるようになるのです。
週3回社員総出で駅前を清掃
毎週火曜日〜木曜日の朝、地元西葛西駅前や事務所の近所の道路をホウキとチリトリを持って社員総出で清掃します。掃除後、道具は水できれいに洗い、水気をふき取って所定のロッカーに保管。これらのオペレーションは社員自らが考えています。また、年1回、周辺にある西葛西中学校、柴又小学校に出向き、トイレ掃除をしています。「道路をキレイにする、トイレをピカピカに磨くことによって、様々な学びや気づきをいただきます」(古田圡氏)。
朝から熱く、エネルギッシュに
古田土会計事務所の名物が毎朝8時45分から始まる朝礼です。社員が交代制で司会を務め、3分間スピーチ、勝っても負けても感情を全身で表す「本気のじゃんけん」、笑顔で行う「ハッピー体操」など独自のメニューを実施。いずれも社員は朝からエネルギー全開で取り組みます。なお、同所では見学ツアーを随時実施し、所内の案内に加えて、朝礼や掃除も体験できます。朝礼は『たけしのニッポンのミカタ』(テレビ東京)や「めざましテレビ」(フジテレビ)でも紹介されました。