回答・対処方法
【算定対象月の3ヵ月すべて休職中の社員の入力例】
以下のように初期表示されます。
※3ヵ月すべて給与処理が「未処理」の場合
<健保の従前=260,000円、厚年の従前=260,000円>
4月0日 0円 総計 0円
5月0日 0円 3月平均 0円
6月0日 0円 修正平均 0円
備考:病休・育休・産休等
<健保の決定=260,000円、厚年の決定=260,000円>
算定対象月の3ヵ月すべての給与処理が「未処理」の場合は、
「支払基礎日数」欄が0日で表示されます。
今回の3ヵ月の平均ではなく、「従前の標準報酬月額」がそのまま
「決定の標準報酬月額」になります。
「備考」欄の[備考...]ボタンをクリックし、「その他」欄に
「○○年○○月○○日から休職」など、休職の日付を入力します。
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【算定基礎月の途中で休職に入った社員の入力例】
例)5月の途中から休職した場合
以下のように初期表示されます。
※6月の給与処理が「未処理」の場合
<健保の従前=280,000円、厚年の従前=280,000円>
4月31日 280,000円 総計 480,000円
5月30日 200,000円 3月平均 240,000円
6月 0日 0円 修正平均 240,000円
備考:病休・育休・産休等
<健保の決定=240,000円、厚年の決定=240,000円>
⇒月給者の場合は、「支払基礎日数」欄に暦日または就業日数が初期表示されます。
5月の途中で休職になり、5月の支払基礎日数が17日未満の場合は、
5月は算定基礎の対象月になりません。
したがって、4月だけが算定対象月になります。
その場合は、以下のように5月の「支払基礎日数」欄を変更します。
また、「備考」欄の[備考...]ボタンをクリックし、「その他」欄に
「○○年5月○○日から休職」など、休職の日付を入力します。
<健保の従前=280,000円、厚年の従前=280,000円>
4月31日 280,000円 総計 280,000円
5月15日 200,000円 3月平均 280,000円
6月 0日 0円 修正平均 280,000円
備考:病休・育休・産休等/その他(○○年5月○○日から休職)
<健保の決定=280,000円、厚年の決定=280,000円>
自動的に総計、3月平均、修正平均が変更され、「決定の標準報酬月額」も
変更されます。
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【算定基礎月の途中から復職した社員の入力例】
例)5月から復職した場合
以下のように初期表示されます。
※4月の給与処理が「未処理」の場合
<健保の従前=280,000円、厚年の従前=280,000円>
4月 0日 0円 総計 560,000円
5月30日 280,000円 3月平均 280,000円
6月31日 280,000円 修正平均 280,000円
備考:病休・育休・産休等
<健保の決定=280,000円、厚年の決定=280,000円>
4月は休職中で報酬を受けていないため、算定基礎の対象月になりません。
「備考」欄の[備考...]ボタンをクリックし、「その他」欄に
「○○年4月○○日まで休職」など、休職の日付を入力します。
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いずれの場合においても、詳細は管轄の年金事務所、健康保険組合にご確認ください。
【参考】
算定基礎月の給与処理が「未処理」の場合は「支払基礎日数」欄が0日で
表示されますが、給与処理で0円の明細を「処理済」にしている場合は、
「支払基礎日数」欄に日数が集計されます。
上記に該当して休職中で報酬の支払いがない月の「支払基礎日数」が
集計される場合は、0日に手修正してください。
関連FAQ
・途中入社の社員の「算定基礎処理」の入力例(奉行Jシリーズ)
・育児休業中(休職中)の社員は、算定基礎届を提出する必要がありますか?(奉行Jシリーズ)
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