労務費配賦処理を実行するまでの、各メニューにおける登録内容および処理の流れは、以下の通りです。
■[労務費配賦設定]-[労務費配賦体系登録]メニュー
労務費を配賦するための、配賦体系を登録します。
配賦体系ごとに、振替金額の数/名称/配賦時仕訳の勘定科目(補助科目)を
設定します。
例えば、給与手当、法定福利費、福利厚生費などです。
また、配賦基準となる日報項目の数/名称を設定します。
例えば、通常作業時間、残業時間、深夜残業時間などです。
給与、賞与別々に設定することが可能です。
■[労務費配賦設定]-[社員情報登録]メニュー
労務費配賦をする際の配賦単位である、社員を登録します。
社員ごとに、部門と労務費配賦体系を設定します。
ここで設定した部門は、作成される配賦仕訳伝票の部門に使用されます。
■[日報入力]メニュー
日々の作業時間を入力します。
日々の作業時間を、労務費配賦体系で設定した日報項目ごとに入力していきます。
二通りの方法があります。
・社員を固定して、日付ごとのプロジェクト別作業時間を入力していく方法
・日付とプロジェクトを固定して、作業した社員の作業時間を入力していく方法
■[振替金額登録]メニュー
社員ごとの、毎月の給与または賞与の金額を登録します。
労務費配賦体系で設定した、振替金額項目ごとに入力していきます。
ここで登録された金額が、労務費配賦処理で、振替元の金額となります。
■[労務費配賦]メニュー
振替金額登録で登録した金額を、日報入力で入力した作業時間を配賦基準として、
各プロジェクトへ配賦する仕訳伝票を作成します。
必要に応じて、以下のメニューで、日報項目係数を登録します。
■[労務費配賦設定]-[日報項目係数登録]メニュー
日報項目ごとに、配賦基準計算時の比重を変えたい場合には、日報項目係数を
登録します。
例えば、残業時間は、通常時間の1.25倍の比重にしたいといった場合です。
日報項目係数は、労務費配賦体系または社員ごとの日報項目別に設定することが
可能です。