特集3:導入企業の成功事例に学ぶ 成長戦略の礎を築くIBMサーバーの活用術
ユーザーが実感するIBMサーバーの圧倒的な“差”と魅力
100年に1度といわれる世界的な経済不況の波が中小企業のビジネスを直撃しました。1年以上経過した現在においても不況の影響は色濃く、多くの企業においてはコスト削減の名のもとに、IT投資の抑制が続いています。しかし、不況下において最終的に選ばれる企業になるためには、成長を見据えた上での積極的なIT投資が必要不可欠です。今回ご紹介する税理士法人 赤坂共同事務所では、IBMサーバーを核とした新たなシステムの導入によって、お客様に選ばれる企業として継続的な成長を続けています。景気底打ちの兆しが見え始めてきている昨今、改めて積極的なIT投資の必要性を考えるタイミングを迎えています。
導入前の課題・導入後の効果
※BPO(Business Process Outsourcing:主にコア業務と分けたプロセス業務の専門業者への委託を指します。従来の業務品質を落とすことなく、コスト削減・業務効率化を実現し、競争力を高めることができます。)
サテライトオフィスの開設とシステムの刷新で更なる成長へ
 赤坂共同事務所は、法人・個人に対する会計・税務業務と、ファイナンシャル・アドバイザリーサービスを業務の柱として掲げている税理士法人です。同社では、これらの業務をバックアップするサービスとして、クライアント企業に対するBPO(Business Process Outsourcing)支援および、シェアードサービスなどのIT支援を積極的に行っています。
 システムの刷新を考え始めた理由は、このBPO支援の取り組みが大きく関与しています。同社では「イノベーション」「クライアント・インティマシー(クライアントとの親密性の徹底追求)」「オペレーショナル・エクセレンス(日常業務を間断のない改善により競争優位性を高めた状態)」を09年度の企業テーマとして掲げていました。そして、このテーマの実現に向けて考えていたのが、BPO専門のサテライトオフィスを沖縄県名護市に開設することでした。これは、BPO支援をサテライトオフィスに一元集中化し、東京オフィスのスタッフをクライアント支援業務に専任させるという戦略です。しかし、この体制を実現するためには従来のIT環境では難しく、システムを刷新し増強することが必須の状況だったのです。
サーバー選定のキーポイントはストレスフリー&ハイスピード環境
 こうした背景の中、同社がシステム刷新に向けて前提にしたことが2点あります。まず1点目は、東京オフィスと名護オフィスをストレスフリーで結ぶことができる環境を作るということです。そしてもう1点は、クライアントのIT支援の強化のために、奉行V ERPをフルに活用できる環境を構築するということでした。また、同社が展開するシェアードサービスにも不可欠なことでもありました。
 そのために最も重要になったのが、最適なサーバーを選ぶということでした。同社が求めたのは、「ストレスフリーを実現する最高のスペック」であることと、中長期的に活用していくことを考慮して「物理的サーバーが少なくて済む(=仮想化によるイニシャルコストの低減・省スペース化)」、「少ないライセンスでの運営ができる(=ランニングコストの低減)」「将来的な拡張性が高い(=追加コストの削減)」という条件。  同社はこのような条件を満たすサーバーの比較を開始。その際に、同社が参考にしたのが「奉行EXPRESS2009年夏号」のサーバー関連の特集記事でした。記事情報をもとに対象製品を選出し、その後の状況や条件の変化を踏まえながら10月まで選定を継続。そして、同社が望む条件を満たして最終的に選出されたのがIBMのサーバーだったのです。
サーバーのスペックに大満足。IBMの安さに驚き
 同社がIBMサーバーを選択した最大の理由は、数あるメーカーの中でコストとスペックの両方が最も優れていたことです。IBMのサーバーは、今回のシステム刷新の中で求めていた条件を全てクリアしていただけではなく、価格面においても高い優位性を発揮しました。同社が当初抱いていた「IBMは高い」というイメージは、選定の途中で完全に払拭され、むしろ「IBMは安い」と思わせるほど。もちろん、コストとスペック以外の要素も、選択の大きな要因になりました。具体的には「提案時における販社営業の対応力と提案力」、「製品導入後のサポートの充実(全国24時間365日保証)」、「障害予知機能の搭載による安心面の充実」、「納期までの迅速さ」といった点です。また、「クラウドへの注力」を推進するIBMの経営方針が、同社の考えと合致していたことも購入の後押しの要因になりました。
宝金正典氏
仮想化でサーバーを使い倒す。
結果、トータルコストが大幅減。
 複数サーバーが必要な要求事項を、仮想化により1台で実現しました。現在、データセンターに管理委託した1台のIBMサーバーが、5台分のサーバーとして稼働しています。赤坂共同事務所では、集約サーバーに「SQL Server」を搭載し、各担当者のPCは、シンクライアントとして「奉行V ERP」にアクセスしています。サーバーのスペックを高度化することで処理速度を最大化し、「テレビ会議やサーバー共有等」など拠点間でのストレスフリーなデータ交流を実現しました。
 IBMのサーバーは驚くほどスピーディーで、スピードが求められる会計業務を支えてくれています。堅牢性にも優れ、サポート体制もしっかりしているので、安心してお客様とのやり取りを行えます。これからもIBMサーバーの技術向上や、サービス面の充実に期待しています。
赤坂共同事務所ネットワーク図
●税理士法人 赤坂共同事務所  http://akweb.akasaka-kyodo.com/it/(IT支援専用)
東京都港区赤坂1−14−5アークヒルズエグゼクティブタワー9F TEL:03-5545-7630 FAX:03-5545-7631
経営理念に「信頼性」、「柔軟性」、「法令順守」を掲げ、高度な専門知識に基づく付加価値の高いサービスを提供。ファイナンシャル・アドバイザリー・サービスやM&A、企業再生の実績だけでなく、BPOやシェアードサービスなどIT関連のサービスを積極的に展開するプロ集団でもある。
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●奉行EXPRESS 2010年春号より [→目次へ戻る]